4)「ポイントカード」は、「1円玉」? ポイントカードの機能を考えてみます。
@多くのポイントカードでは、100円のお買い上げについて、1円を還元しています。 ・・・もっとも多い例です。 (場合によっては、「ポイント2倍デー」やお店によっては、還元率を高くしている場合もございます。)
Aただし、ここで還元される「1円」は、2つの特長があります。 ・使用できるお店が限定されていること。 (本物の1円は、どこの店でも使用できます。) ・即時、還元される場合と所定のポイントが溜まってからでないと使用できないものがあります。 (カードがいっぱいになったら、還元される場合には、後者の例です)
※こうした特長から弊社では、ポイントカードのことを「自社発行小額紙幣」と呼んでいます。
B通常は、カードを使った結果としての合計金額および累計ポイントをデータとして管理しています。
デーパトや大型スーパーチェーンなどでは、ポイントカードの利用によってお客様ごとの実績データを 収集することができるようですが、厖大なデータの管理や分析にはそれなりのパワー(時間と労力) が必要のようです。
C道端で落ちてる「1円」を拾わないひとが多いと言われています。 「ポイントカード」についても同様に、死蔵されているものが多いようです。
「ポイントカードを発行することが目的」になっていると、いい結果がでてきません。
やはり、ご利用いただくお客様の利便性や「ポイントカード」を使いたくなる魅力を備えていてこそ、 ポイントカード
導入の効果が得られるものと思います。
「いい結果は、良い準備から生まれる」と言われています。 ポイントカードを導入すれば、お店が繁盛するのでは、ありません。 逆説的に言えば、むしろ、ポントカードがなくても、お客様の支持が得られるお店作りを目指し たいものです。 もちろん、ポイントカードによって、来場促進ができるような工夫も必要です。 ぜひ、よい準備をなさってください。
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